2020.02.11
「私の家でない」改造が裏目に認知症介護の苦悩【名取市で脳梗塞リハビリマッサージと言えばケア・グート】
2020年2月11日 東洋経済ONLINE
リフォームは当事者の目線で!
「認知症の母の将来を考えてリフォームしたのに、なぜか『家に帰りたい、家に帰りたい』とばかり言う。こんなことならリフォームなんてしなければよかった」「せっかくバリアフリーにしたのに、認知症の父は歩きにくそう。どうして?」
リフォームに関してこんな悩みを聞くことがある。間違ったリフォームのためにかえって症状を悪くする場合があるというが、どういった点に気をつければいいのだろうか。認知症当事者の平みきさんと、デイサービス「DAYS BLG!」を運営する前田隆行さんに伺ってみた。
一口にリフォームといっても、内容以前に時期も重要な要素である。例えば、
(1)認知症ではない時期
(2)軽度の認知症と診断された時期
(3)症状が進行し始めた時期
(2)軽度の認知症と診断された時期
(3)症状が進行し始めた時期
などが考えられるが、(3)は冒頭で紹介した「家に帰りたい」ケースで、「ある程度早い段階でリフォームするのはいいが、認知機能が落ちてからリフォームすると、症状がさらに進みます。やるべきではない」と平さんは言う。